「人の話に評価を下さない」聴き方で私が実感した変化。AH実践編

 AHの聴き方

以前AH（アティテューディナル・ヒーリング）について紹介をしました。その時にも紹介したように、AHでは人の話を聴く時の姿勢をすごく大事にしています。

AHの話の聴き方で大事なことは、人の話に対して評価を下さない。ということです。

 その人の為を思って！と行う「アドバイス」なども実は評価に当たります。

みなさんも、決めつけないで、共感してもらった、ただ話を聴いてもらっただけで、すごく温かく幸せな気持ちになった経験はありませんか？

また、この聴き方の良いところは、話している人にとっても「温かい気持ち」を与えるだけでなく・・・聴いてる側も「温かい気持ち」になることができ、話を聴いていても疲れないんです！

それは話の内容が重いものや暗いものでも関係ありません。

 軽い話だろうが、思い話だろうが、評価を下さずに、相手と心のつながりを感じられるように「ただ聴く」

これでOK!です

実践編、すごく話が長い人、同じ話を何度も繰り返してくる人の話を聴く

先日このAHの聴き方を日常生活の中でちょいちょい実践をしていたら面白いことがありました。

kayは病院で働いており、患者さんと話す機会も多いのですが・・・・そのたびに

「もー！この人話し長いな、私急いでいるんですけど、イライラ(# ﾟДﾟ)」

とか「さっきもその話きいたんですけど・・・いいから次の話に進みたい💦」そんな風に人の話を雑音だらけで聞いていました。

急いで話を進めたいからよくないと思いつつ、人の話を遮ることもしばしば・・・

しかし、そうすると不思議なことに余計話がこじれて長くなったりすることがほとんどなんです。

 ある日思い切ってAHの聴き方を仕事でもやってみることにしました。

その日、話をすることとになったのはいかにも話が長そうな（失礼W）年配の女性・・・

今までの私だったら「わー絶対この人話し長いし、要領得ない話でイライラするんだろうな」と、話も始まっていないのに既にイライラして、案の定話が長くなればイライラで死にそう！（笑）って感じでしたが・・・・

その日は「仕事とはいえせっかく話を聴くんだから先入観を持ってきめつけずに、この人と温かい心のつながりが持てるように話を聴いてみよう！」と思い、話を聴くことに・・・・

女性「もーどこもかしこも痛くて！歩けなくて困るのよ！先週ねスーパーに歩いて買い物に行ったときね・・・」

Kaｙ「・・・・（内心）いや、歩けないとか言いつつスーパー歩いて行ってるじゃん！（;´д｀）・・・・あ、これは雑音だ、脇に置いて話に集中、集中・・・」

女性「それでね、職場の人まで『そんなに痛いなんかおかしい』なんて言うのよ！ひどいでしょ？私はこんなに痛いのに・・・それでね先週スーパーに行ったときね」

kay「・・・・（内心）いや、スーパー行った話さっきもきいたんですけど（汗）

じゃなかった！脇に置いて話に集中！」

これを何度も何度も繰り返すこと数分・・・・

不思議と聞いていくうちに雑音だらけだった私の心にだんだん、静けさや温かさのようなものが広がってきたんです。

Kaｙ「そっかそっか～、この人も苦しみながらも頑張って生きてきたんだな。

うんうん」と、温かい共感のような気持ちが芽生えてきました。

でも、不思議と「あぁ・・・こんなに痛い思いをしているなんて、この人かわいそうすぎる（涙）」といった類の共感ではなく、

「苦しくても今こうしてここに一生懸命生きてお話をしてくれているんだから、今は辛くてもこの人ならきっと大丈夫」といったような、安心感や信頼といった感情が根底にあるような感じです。

しばらくすると女性「聴いてくれてありがとう！すっきりしたわ」と話が終わりました。

kay「AHの聴き方はやっぱり疲れないな～」と思いながらナースステーションに立ち寄ると、

ナース「けいさん、○○さんと話してたでしょ？終わるの早くない？Σ（・□・；）」

 と全員から驚かれました（笑）

何でもその女性は話が長くて有名で（笑）一度捕まると最低20分は解放されないんだそう・・・

私が話を聴いたのは、多分5分ぐらいかな？「最短記録」とナースたちがざわついていました（笑）

話が長い人と話すときもAHの聴き方は有効

なぜ人の話は長くなるのでしょうか？

話が長いから話を切り替えようとするのは逆効果で、相手は切り上げられたくないのでもっともっと喋りだしてしまいます。人によっては怒り出す人も・・・（笑）

また、「つまりこういうことね」とか「だからあなたっていつもこうなるのよ～」

とか決めつけれると「そうじゃない！！！」と反論したくなるので、話が長くなってしまいます。

話が長い人は不安が強い傾向の人が多いです。そんな人に安心感を与えるように、

話が長い人の話は、決めつけずに「ただ聴く」これが正解。

そうすると上記のｋａｙの体験のように「別に話を早く終わらせようと思って聞いていたわけじゃないのに、気づいたら相手の話が早く終わっていた」ということも多いです。 

日常こそ実践！

人の話を聴く機会って、ほぼ毎日ありますよね。

それを「も～またこの話、長いったらありゃしない！」とイライラやモヤモヤといったネガティブな感情をくっつけて、自分のことを苦しめながら聞くのか・・・

評価をせずに「ただ聴いて」温かい心や穏やかな気持ちで自分のことを満たしてあげるのか・・・・

 選ぶのは自分自身です♡

悲しみや怒りだって、人間としていたら湧いてくるのは当然ですが、それをいつまでも抱き続けるのか・・・

それとも「確かに相手の○○という行動に傷ついた！でもいつまでも怒っていたら私の人生損しちゃう！だから、手放して美味しいコーヒーでも飲んで気分転換しよう(⋈◍＞◡＜◍)。✧♡」

と思うのか・・

 あなた自身で選ぶことが出来ます♡

私自身も、人生において「自分の心の姿勢」について常に自分で選択し、責任を持っていきたいな～と感じています。

怒ったり、つい気持ちを切り替えられずにイライラを抱き続けたり・・・恨んだり・・・未熟な私はそんなことも多いけど、

私は自分の人生を「もっともっと幸せや温かい心で満たしていきたい」と思っているので・・・ゆっくりマイペースにAHを続けていきたいと思います♡