生きづらさに悩む私が「こころの平和」を得るためにAHに参加してきた!
- マイナスな感情に振り回されて、毎日しんどい。そんな私が「こころの平和」を取り戻すまでのお話。
- AHとは
- AH入門ワークショップに参加してきた!
- AHワークショップ参加後・・・
- 心のインナーマッスルを鍛えよう♡
- 入門ワークショップと本、DVD
マイナスな感情に振り回されて、毎日しんどい。そんな私が「こころの平和」を取り戻すまでのお話。
約1年前の私は、イライラ、クヨクヨ・・・そんなマイナスな感情=恐れで、埋め尽くされた日々を送っていました。
仕事ではパワハラ上司に罵声を浴びせられ、プレッシャーのかかる仕事で常にストレスを感じていました。怒りがコントロールできずに、後輩に厳しい言葉を浴びせることもしょっちゅう💦家に帰ると家族とはケンカばかり・・・
当時は日々、自分の奥底にある大事な「何か」がどんどんすり減っていくような感じがして、疲れ切っていました。
「私、何のために生きているんだろう」そんな風に思うこともしばしば。
よく、「ストレスに対しての受け止め方を変えよう」とか言われるし・・・きっと何かが間違っているのは確かなんだろうけど・・・
しかし、毎日忙しい日々を送る中で、立ち止まってそんなことを考える暇もなく、苦しい日々を送っていました。
そんな中、当時付き合っていた彼がいたのですが、私の母がうつ病であることを理由に、彼の両親が交際を猛反対して、結果別れるというショックな出来事が起こります。
当時の私は、ショックで「何で!?そんなひどいことが出来るの?彼も彼でなんで両親が反対するから、っていう理由で簡単に別れちゃうことが出来るの?意味わかんない・・・」と、彼と彼の両親を激しく恨みました・・・。
仕事に行くとストレスでイライラ・・・家に帰ると彼と彼の両親を思い出して、ドロドロ・・・
そんな日々を送る中で、すっかり心身ともに疲れ切ってしまった私は
「だめだ・・・💦私このままじゃ『怒り』とか『恨み』に、殺されてしまう・・・本気で何とかしなくては」
と感じて、「こころの平和」を取り戻る旅に出かけます・・・
AHとは
そんな中以前から気になっていた「AH」という言葉をふと思い出しました。大好きな精神科医の水島広子先生が「AH」に関する著書を出版されていたこともあり、言葉だけは知っていましたが、当時は
「AHって何?何かあやしいんですけど・・」
とスルーしていました(笑)
しかし、このタイミングで何故か「AH」に強く魅かれ・・・いろいろと調べてみることにしました。
アティテューディナル・ヒーリング(AH)というのは、
心の平和を唯一の目的とし、自分の責任で心の姿勢(アティテュード)を選び取っていくというプロセスです。
アティテューディナル・ヒーリング(AH)は、1975年に、精神科医であるジェリー(ジェラルド・ジャンポルスキー博士)と4名のボランティアによって、その活動がスタートしました。致命的な病を持つ子どもたちのサポートグループが、その始まりでした。
アティテューディナル・ヒーリング・ジャパン(AHジャパン)ホームページ より
アメリカで始まり、日本では精神科医の水島広子先生がアティテューディナル・ヒーリング・ジャパンの代表を務められています。
何でもAHの考えによると、心の平和を選ぶのか、葛藤を選ぶのか・・・それは全て自分自身で「選択」することができるんだとか。
本当かな?AHのこともうちょっと知ってみたい・・・
そう思った私は「入門ワークショップ」に参加してみることにしました。
AH入門ワークショップに参加してきた!
入門ワークショップは、全国各地で定期的に開催されています。
アティテューディナル・ヒーリング・ジャパン(AHジャパン)ホームページ
から日程を確認し、メールで申し込みをします。
参加するには水島広子先生の「怖れを手放す」を読んでおくこと、が必要になります。
当日は本に沿って講義も進められていきます。
本が準備できなかった方は当日貸し出しもあるみたいですが、私は本に直接ペンで書き込みをしたりしたので、自分の本があったほうがいいと感じました。
kayの住んでいる地域でのワークショップはなかったので、旅行も兼ねて県外まで行ってみることに。場所は普通の公民館の一室みたいなところで、到着すると椅子が円になるような形で並べられています。その日は十数名の方が参加されていました。
午前中・AHの基礎を学ぶ
ファシリテーターの方が「怖れを手放す」の本を元にAHの基礎を解説してくださいます。
アティテューディナル・ヒーリング(AH)の原則を載せておきますね!
アティテューディナル・ヒーリング(AH)の原則
1 私たちの本質はあたたかい心。
2 健康とは、心の平和(やすらぎ)。癒しとは、怖れを手放すこと。
3 与えることは受け取ること。
4 私たちは、過去も未来も手放すことができる。
5 存在する時間は「今」だけ。それぞれの瞬間は与えるためにある。
6 私たちは評価をくだすのではなくゆるすことによって、自分や他人を愛することができるようになる。
7 私たちはあら捜しをするのではなく愛を見つける人になることができる。
8 外で何が起こっていようと心の平和を選ぶことができる。
9 私たちはお互いに生徒であり教師である。
10 私たちは自分たちを分断された存在ではなく一つのいのちとしてとらえることができる。
11 愛は永遠のものなので、変化を怖れる必要はない。
12 どんな人も、愛を差し伸べているか助けを求めているかのどちらかととらえることができる。
ちょっと難しく感じるこの原則も一つ一つわかりやすく解説してくださいました。
私が話を聞いていてすごくいいな~と思ったのは、
「こころの平和を得るために『怖れ』を手放すプロセス自体が『AH』」
こいう言葉です。
つまり、できたとか、できなかったという結果は関係ないんです。
心の平和が選べなかった、つい人の話を批判的に聞いてしまった・・・そんなことがあっても「また、平和を選びなおそう」と思うことが既にAHの実践なんだとか。
また、興味深かったのは「AHを自己否定の道具に使ってはいけない」という言葉です。
AHって自分が少しでも楽に生きれるようにするものなので、楽に生きようとしているのに・・・「またAHの考えができなかった・・・ダメな私」って思ってしまうのは一番よくないんだとか。
完璧主義は怖れの代表選手です!つい完璧主義に陥りがちな私にとって、この言葉は目から鱗でした。
たとえ失敗したって「私はまだまだ『心の平和』を選択する、練習をしている途中なんだ。練習中だから失敗してもOKなんだ♪」
と思えばいいんだとか(^▽^)/
こういう、まぁいっかー♪みたいな「ゆるい」感じが(笑)私が「AH」が好きな理由の一つでもあります。
午後・聴き方のトレーニング
お昼休憩を挟んで、午後の「聴き方のトレーニング」が始まります。参加者が順番に自分の体験を話していき、それを全員で「評価を下さずただ聴く」という練習をします。
例えば人の話を聞いていて「話し長いな」とか「こういう風にしたらこの人悩まずに済むんじゃ・・・」とかいろんなことが浮かんでくると思いますが、それらは全て、雑音です。
そういった雑音が出てきたら、それを脇にそっと行くイメージで、ただただひたすらに話を「聴く」だけです。
そうすると次第にぽかぽかした温かい澄んだ気持ちが生まれてくるんです・・・
最初は半信半疑でしたし、十数人の話を一気に「ただ聴く」なんてことしたことなかったので・・・「疲れないかな?」と不安でした。
話す順番は挙手で、やりたい人からするのですが、「これは話す練習ではなく聞く練習なので、話すのが苦手で『何を話そう・・』とずっと気になってしまう人は最初に話して、すっきりした気持ちで人の話を聞いた方がいい」とのことだったので、
話すのが苦手な私は真っ先に挙手しました(笑)
そして何の話をしようか迷いましたが・・・・「どれだけさらけ出すかは個人の自由ですが、ちょっとさらけ出した人は、ちょっとつながりを感じられます。たくさんさらけ出した人は、たくさんつながりを感じます」
とのことだったので、思い切って今回参加する動機にもなった、元カレと元カレの両親のこと・・・ について話をしました。
ワークショップは守秘義務があるので、会で話したことの秘密は守られるので安心ですよ!
すごく彼が好きだったこと。私としては好きな人の両親だから、彼の親とも仲良くなりたかったこと。大事な母を否定されて悲しかったこと。彼に対してもいつのまにか恨みの感情が湧いてきて苦しかったこと・・・恨みにいつまでも捕らわれるのは苦しいと思ったことでもどうすれば苦しみのトンネルから抜けられるか、方法がわからずワークショップにきてみたこと。
話しながら号泣でした・・・
普通だったら、こんな思い話を初対面でしたら引かれちゃうんじゃ・・・とか思うんですが、なぜかみんなに温かく見守られているようなそんな雰囲気を感じました。
その後もみんなの話を聞きながら「そんな辛いことがあったんだ・・・かわいそうに」
なんて雑音が湧いてきたら、それを脇に置く。「わかる。。。私もそう思ったことある」なんて思ったら脇に置く。
それを何百回と繰り返していくという不思議な体験をしました(笑)
ですが不思議なことにそれを繰り返していくと心がぽかぽか澄んでいくような感じがして・・・なかなか重い話も多かったのですが、不思議と全員分聞いても疲れなかったんです!
終わったあとは何とも言えないほっこりした気持ちで会場を後にしました♡
AHワークショップ参加後・・・
ワークショップを参加した後は、今まで考えなかった「こころの平和」について考える時間が格段に増えました。
攻撃的な人を見て以前なら「なんでそんなに怒るの?感じ悪いわ・・😨でも私が怒らせせたのかな?もやもや・・」と思っていたのが、
「この人もきっと何が事情があって困っているんだろうな」なんて温かい視点を持つことが出来るようになったりしました。
またAHの良いところは、誰かと比べずに自分のプロセスを尊重する、という所だと思っていて・・・一年前ワークショップを受けたときはよくわからなかったことが「あぁそういうことね」とふとわかる時が来たり・・・
「そういう風に考えるなんて絶対無理」って思っていたことが、時間をかけて「こう考えるのもあり!」って思えるようになったりするので、
そういう時は「私も私自身のプロセスが進んだんだな~」としみじみと思います。
元カレとお別れしたことも当時はすごく悲しかったのですが、プロセスが進んだ後では
「悲しかったけど彼や彼の両親にもきっと複雑な事情があったんだろうな。悲しいこともあったけど、彼と一緒に居てたくさんの幸せや喜びを貰った。そんな幸せな思い出まで『恨み』で真っ黒に塗りつぶすなんてもったいないじゃない?」
なーんて思う様になりました。
AHの考えに出会えて本当に良かったと思います♡
心のインナーマッスルを鍛えよう♡
AHをやっている方が「心のインナーマッスルを鍛えよう」とよくおっしゃるそうですが、
平和な心を選ぶ習慣や穏やかな心で人の話を聞く習慣も・・・筋肉を鍛えるように、どんどん実践していくことで心のインナーマッスル=「平和選ぶ筋」(笑)が鍛えられていくんだとか!
私も、完ぺきを目指さず「私のプロセスでゆっくり進んでいこう」と思っています♡
入門ワークショップと本、DVD
AH入門ワークショップ参加後は各地で、AHグループが開催されているのでそちらに参加されるとより理解が深まります。
AHグループは講義はなく、ただ参加者の話を聴き、自分の体験を話すだけです。地元でAHグループがない方はスカイプも時々あります。
自分が取り入れやすいものから初めていってはいかがでしょうか(^▽^)/
水島さんの著書はこちら
入門ワークショップに参加できない方はDVDもあります。
こちらは漫画家細川貂々さんがワークショップに参加した体験をわかりやすく漫画にしたものです。